iPad使い始めてNotion触ってる。
日記だけ書ければ良いんだけど、
どうにもレスポンスがなぁ……
Craftを使ってるけど、
無料で使えるブロック制限に達しちゃった。
でも課金はしたくなくて……
という方向けにお伝えしたい記事です。
Obsidianってなに?
Obsidianとは
マークダウン記法に対応している、
メモアプリです。
もともとPC用のアプリでしたが、
2021年にモバイルアプリが発表されました。
私はiPadとiPhoneで
Obsidianを使っています。
マークダウン記法とは?
マークダウン記法とは、
HTMLで使用するマークアップ記法よりも、
かなり楽に文章構造を整える事を可能にしたものです。
例えばHTMLで
マークアップ記法を使ったブログページを
作成しようとした時、
H2の見出し一つ付けるのにも
<h2>見出し</h2>
このように
<h2></h2>で
文章をくくらなければならなかったものが、
マークダウン記法ですと
## 見出し
と、こんなふうに
##と半角スペースのみ。
たった3回打つだけで済みます。
こういった、
マークアップ記法を更に簡略化し、
効率的なものへと変えたものが、
マークダウン記法です。
NotionやCraftも、これに対応しています。
なぜObsidian?
Obsidianを私がオススメする理由は3つあります。
1,動作が軽くて無料で使える上にオフラインでも作業可能
2,Apple Watchで音声メモを直接入れられる
3,情報の孤立化を防ぎやすい
それぞれ一個ずつ深掘っていこうと思います。
1,動作が軽くて無料で使える上にオフラインでも作業可能
Obsidianは、無料で使用出来ます。
一部、外部への公開や
Obsidianサーバーにデータを共有する場合は、
別途料金が必要ではあるものの、
iPadとiPhone持ちであれば、
icloudを通してのデータ共有は無料ですので
課金しなくても大丈夫です。
元々がPC用ソフトでしたので、
パソコンとも同期可能です。
また、NotionやCraftといった
Web上で保存されるタイプのアプリではなく、
拡張子.md(Markdown記法のテキストファイル)を使用した、
オフラインでも使用可能なメモアプリです。
「今はネットが繋がらないんだよな」という不測の事態にも
ノーダメージで作業出来ますし、動作がとにかく軽い!
Obsidianの制作会社に
万が一の事があって
Obsidianのアプリが使えなくなったとしても、
mdデータさえ残っていれば
Markdownに対応したツールへの移行が容易なのです。
2,Apple Watchで音声メモを直接入れられる。
私は同期をさせたいのでiPhoneにも
Obsidianをインストールしていますが、
めモらンだム・ヤード さんのブログ記事で
「ショートカット機能を使えば、
音声メモをObsidianに残せる」
という方法を発見されていました。
私も早速記事を参考にさせて頂き試してみたところ、
無事に音声メモをObsidianに残す事に成功。
このおかげで
これまでApple Watchの音声メモ用として使っていたbearも
ショートカットにその座をゆずることとなりました。
ショートカット発見者様に感謝です。
私はこの機能を使い、耳読書をしている時に
気になった部分を音声メモとして残しています。
3,情報の孤立化を防ぎやすい
Obsidianの最も素敵な機能として
グラフビューというものがあります。
これにより、作ったページ同士が
途切れる事なくリンクしているかを
確認する事が出来ます。
例えば上の画像ですと、
青色の点である「Obsidian」から
赤色の点である「コマンドパレット」へと
リンクは貼られているものの、
「コマンドパレット」からのリンクは
どこにも貼られていないという事が
わかります。
ページとページを関連付ける事で
知識の数珠つなぎを漏れなく
完成させる事が出来るようになります。
繋げたり書き足したりする際に起こる、
新たな発見や気付きを大切にしています。
導入と設定の手順
先ずはApp StoreからObsidianをインストールしましょう。
https://apps.apple.com/jp/app/obsidian-connected-notes/id1557175442
1,アプリ起動後「Create new Vault」を選択。
アプリを起動したら、新しいvaultを作成します。赤枠を選択しましょう。
(一番下の「知識保管庫」は、私のファイルです)
2,vaultの名前を入れ、Store in iCloudのスイッチをONにする
「Vault name」に名前を入れましょう。
ここは後でも変更可能ですので、説明のため、仮に「Test」と記入します。
「Store in iCloud」は、
iCloudへの保存、同期の有無です。
iPhoneやパソコンと同期をさせたい場合は
このタイミングを逃すと変更が出来ません。
必ずスイッチをONにしましょう。
4,日本語に設定する
次に言語を変更します。
ここさえ押さえておけば、後は楽です。
5,「ファイルとリンク」の設定
左下の歯車を押した状態から、
次は「ファイルとリンク」の設定変更を行います。
6,外観を変更する。
「外観」では、ベースモードや、
テーマを変更出来ます。
Obsidianでは、
外観テーマをサイトからダウンロードして変更する事が可能です。
変更したい場合は
「Manage」を選択した先から好きなテーマを選び、
「使用」をタップすれば使えます。
今回はデフォルトのままで説明していきます。
7,「コアプラグイン」を設定する
次はコアプラグインの設定です。
ここは好みとなりますが、ひとまず私の設定を御紹介。
MarkdownフォーマットインポーターのON、OFFについて
コアプラグインの中には
「Markdownフォーマットインポーター」というものがありますが、
これは、ONにしているとハンバーガーメニューを開いたところに
アイコンとして見えているものです。
ここをタップすると、以下のような画面が出ます。
わからない場合は、
コアプラグインメニューでOFFにしておきましょう。
パブリッシュと同期はOFFのままで
パブリッシュと同期に関しての項目は、
課金しないと使えない機能になりますので、
ここはどちらもOFFのままで大丈夫です。
使い方
先ずは新規フォルダと新規ノートを作成してみましょう。
ここでは仮にフォルダ名を「ブログ」とします。
(先頭の絵文字は任意で好きなものに変更して下さい)
基本的なやり方はこれだけです。
本文を書く際、このデフォルトのテーマでは
画面の真ん中あたりをタップしましょう。
あまり両端をタップしても反応しないので注意です。
更に使い込みたいという方には、
「コミュニティプラグインの導入」が
オススメです!
グラフビューの見方
ではここで、
先程もあったような
こんな感じのグラフビューの見方ですが、
起動するのは簡単です。
この赤い枠で囲んだ所をタップします。
[[ ]] で囲んで内部リンクから新しいノートを作る
Obsidianの便利な機能として、
[[ ]](ダブルブラケット) で囲んでリンクをたどる事により、
新しいページを作る事&内部リンク作成が可能です。
これでリンクを繋げる事ができました。
まとめ
無料で使えて、icloudなら同期もラクラク、
ショートカットを使ってApple Watchでメモも入れられるし
グラフビューのおかげで知識の深堀りや発見がしやすい。
「Craftはキレイなんだけどパソコンとの同期や課金が……」
「Notionは何でも出来るけどレスポンスが……」
そう考えておられる方にも
無料でスピードの早いObsidian、オススメです。
iPhoneだけでも使えますが、
日本語入力でフリーズする事がありますので、
そこだけ注意です。
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